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元独立リーガーから見た野球界!

初めて甲子園で高校野球観戦する人に知ってほしい感想と準備物

2019年8月8日、9日と初めて甲子園球場に行って高校野球を観戦してきました。

自分が高校球児だったころに想い焦がれた場所はやはり素敵な場所でした。

初観戦して感じたこと驚いたこと、必要だと感じたものや注意することをまとめてみたいと思います。

手っ取り早く準備と注意だけ知りたい方は下の目次をクリックして「反省と次回の準備」から読むことをお勧めします。(本音は全部読んでほしい…)

 

目次

 

驚きだらけの甲子園

チケットが買えない!

私が観戦した8月8日と9日はどちらもお盆前の平日でした。TVで前日の甲子園大会を見ていると午前中に行けば内野席には空席も見られました。なので、行った日でも買えるものだと思っていたのですが…。

内野特別自由席は買えませんでした。

埼玉を始発で出発して、甲子園の到着が9時半過ぎになりました。この時間なら買えると思っていただけに驚きでした。

とある高校を応援する目的でもあった私はアルプス席を購入して入場しました。

 

熱気がすごい

チケットを購入できた私はワクワクが止まりませんでした。アルプス席の入場ゲート付近には第2試合を戦う藤蔭高校(大分)の関係者が集まっていました。(その中を通っていると、入場ゲートを通り過ぎてしまいました笑)

無事に入場できた私は無意識に階段を駆け上がりました。野球を引退して数年になるのに心は野球少年であるようです…。

 

熱気について予想はしていました。しかし、その予想を遥かに超えてきました。

着いたとき、智弁和歌山高校の応援は魔曲「ジョックロック」が始まるところでした。

いきなり圧倒され、まるで全身に電気が走るようでした。

2日目は習志野高校(千葉)の「美爆音」にやられてしまいました。

 

他の高校ももちろんすごい熱気を持っていました。

藤蔭高校(大分)の拍子木を使った応援。

国学院久我山高校(東京)のチャンステーマ「一本」。これも出場回数を増やして浸透すれば魔曲になりそうな予感。

飯山高校(長野)の満員のアルプスを白く染め上げる大応援団。まさに語源の通り。アルプス山脈のようにそびえ立っていました。そのとんでもない人数での「Gフレア」もすごかったです。

 

私が観戦した中ではこの高校の応援によって熱気がこもっていました。

 

風があるけど暑い

甲子園球場で選手を悩ませる「浜風」。とても強いというわけではありませんでした。アルプススタンド上段にいた私には心地よい風速でした。扇風機の弱くらいかと思います。

しかし、「浜」風というだけあって塩気があるのでしょうか。なんだかベタベタするような…。

 

風があるものの、日差しの強さはすさまじいものでした。熱い。ジリジリと顔が焼かれるようなくらいに熱い。

トイレ等で5分ほど席を立つと火傷しそうなほど座席が熱い。私のお尻にどんな恨みがあると言うのだ…。

 

通路は涼しい

アルプススタンド裏の通路には売店があります。ここでは甲子園グルメ(そのうち更新します)が目白押し。

ここにはスポットクーラーが設置されており、やや涼しいです。体調不良を感じたらここで一休みすることを強くお勧めします。

なお、5回裏終了後の整備中や試合の合間は非常に混み合います。

 

売り子さんが多い

これだけのお客さんが入るだけあって売り子さんも大忙し。定番のビール(700円)やチューハイ、梅酒などのお酒類クーリッシュなどのアイスクリーム。ペットボトル飲料(250円)。凍った飲料(300円)の方が多く売ってました。そして甲子園名物「かちわり氷」は200円で売っていました。

やはりビールや「かちわり氷」は飛ぶように売れていました。私は熱中症対策(これもそのうち書きます)の観点からビールは飲みませんが、この暑い中で冷えたビールを飲む幸せは非常によくわかります。

 

売り子さんも熱中症には注意してくださいね!

 

試合の間がとても短い

1日で4試合を行うので必然的に試合の間は短くなります。前の試合が終わってから約30分での試合開始となります。それだけ間を詰めるために様々な工夫がされていました。

グラウンドでは試合終了後すぐに阪神園芸さんによるグラウンド整備が行われます。整備用トラクターを使用し、荒れている部分を中心に簡易的な整備を行い、終了次第すぐにシートノックが行われます。試合終了からノック開始まで約5分という早さです。

TV中継では負けてしまった選手たちが甲子園球場の砂を集めるシーンが放送されますが、その頃にはノックが始まっているようなタイミングです。

甲子園球場の場合、室内練習場がすぐ近くにあるので、2試合目以降の選手たちはそちらでウォーミングアップからキャッチボール等まで行います。それにより、試合終了後約5分で次の試合の高校はシートノックを開始することができます。

両チームのノックが終了すると、阪神園芸さんによる本格的なグラウンド整備が行われます。内野は完全に整備をされ、水が撒かれます。

ここまでの所要時間が約25分間。球児にとっては非常に慌ただしい時間となります。

 

また、アルプススタンドでも急いで入れ替えが行われます。

アルプススタンドでは、前の試合の8回頃に次の試合の応援団が外野のポール下付近から入場してきます。もちろん、前の試合をしているので邪魔にならないように静かに入ってきます。

そのため、アルプススタンド下段の外野席寄りに座っている観客は移動を促されます。

前の試合が終了すると移動を開始します。前の試合の応援団は内野方向に移動し、空いたところに次の試合の応援団がスライドしていくという効率の良い方法がとられていました。

係員の男性が拡声器を使って誘導をしていました。スムーズな入れ替わりのためにも協力をしてあげてください。

また、アルプス下段外野寄りに座ると移動をする必要がありますので、空いていても座ることはお勧めしません。

 

 

反省と次回への準備

前売り券を用意しよう。できなければ早く行こう。

チケットは売り切れが予想される。前売り券を用意することをお勧めします。今回の私のように急遽の観戦となった場合はできるだけ早い時間に行かないと希望の席での観戦は厳しいかと思います。平日では6時着。土日やお盆期間は前日から行かないといけない可能性も…。また、全国区の人気校や関西の高校が登場する日は通常より混雑する可能性があります。

とはいえ、平日であればアルプススタンドや外野席が空いていると思います。そちらでの観戦でも十分に楽しめると思います。

なお、前述しましたが、アルプス席の外野寄り下段に座ると試合終盤の良い場面で移動をしなくてはならなくなってしまいますので、そこへ座ることは避けた方が無難です。 

 

 

熱中症対策を万全に

スタンドでは売り子さんが一生懸命ドリンク販売をしているものの、やはり庶民の感覚としては高いです…。スーパーマーケットでならば100円足らずで売っている飲み物が250円です。凍っているものになると300円もします。売り子さんには申し訳ないですが、できるだけ家から持参することをお勧めします。

多すぎるくらいでちょうどよいと思います。私は1試合1本以上のペースで飲みました。それほど暑いです。

 

うちわを持参することもお勧めします。なお、球場外のお土産コーナーでは甲子園のうちわも350円で販売されているので、先に売店に寄るのであればそちらでも良いかもしれません。

 

前述しましたが、スタンド裏の通路は涼しくなっていますので、長時間続けて観戦することを避けて、休憩をはさみながらの観戦をすると良いと思います。

 

詳しい熱中症対策についてはそのうち書きます。

 

持って行った方が良いもの

・タオル5枚くらい

 →汗ふき用とは別に座席用1枚があると便利。トイレ等で席を立つ際に座席に置いておけば席取りと座席の熱さ対策に。なお、風で飛ばされないように注意が必要。

  また、1枚は首に巻いて日差し対策に。

・帽子

 →つば付きの物が良い。日差し対策には非常に効果的。

 

・飲み物(スポーツドリンクを含めて大量に)

私のおすすめはポカリスエットアクエリアスといった王道の商品です。やはり品質が良いのはこれらの商品です。

また、症状が出てしまった場合は経口補水液OS-1が必須です

 ・保冷バッグ

 →飲み物を入れておくと良い。入れておかないと1試合が終わるころにはホットドリンクに…(笑)

容量が10Lあり、持ち運びに便利ということもあり、私はアクエリアス柄のトートバッグ型を使っています。

  

これら画像をクリックするとそのまま購入先リンクに飛べます。

最後に

今回の甲子園大会の観戦では人生が変わるほどの刺激を受けました。多くの高校生が命懸けで目指しているのも大いに納得できるものです。

また、高校生のみならず、多くの人々を魅了し続ける魅力があります。

是非多くの人にこの感動を球場で感じてほしいと思います。

 

この素晴らしい高校野球文化がいつまでも続きますように。

そのためにも、必要な改革を進め、主役が輝ける環境を大人が用意したいです。利権ではなく、高校生のために。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。