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セイバーメトリクスを使って良い打順を組む方法を考えてみよう

今回は、セイバーメトリクスという指標を用いた打順の最適化のお話です。

 

簡単に言うとセイバーメトリクスとは、打率などの大まかなデータではなく、より細かくした指標のことです。メジャーリーグでは広く用いられていて、客観的に選手の能力や適性を知ることができます。

 

前回の更新で、良い打順を組むためのヒントとして取り上げました。

さて、どのようにしたら良い打順を科学的に組むことができるのでしょうか?

 

目次

 セイバーメトリクスにおける最適な打順とは?

セイバーメトリクスに基づいて最適打順を考えるときにはこのようなイメージで行います。

 

 

重要なのは1番、2番、4番

その次に重要なのは3番、5番

6番以降の下位打線については打てる順に置いておけということです。

 

考えてみれば上位打線に多く打席が回るので、良い打者を置いておくのは当然ですね。

最近ではDeNAのラミレス監督が2番に筒香選手を起用したことも話題になりました。

 

各打順における適正や求められる能力はこれから触れていきます!

 

 具体的にどういう打線が良いの??

そんでもって、セイバーメトリクスをもってして2010年のソフトバンクにおいて最適な打順をシミュレートした結果が以下です。

 

 

1番 オーティズ(率.270 本塁打24)

2番 松中(率.235 本塁打11)

3番 川崎(率.316 本塁打4)

4番 多村(率.324 本塁打27)

5番 小久保(率.279 本塁打15)

6番 松田(率.255 本塁打19)

7番 本多(率.296 本塁打3)

8番 長谷川(率.255 本塁打3)

9番 田上(率.203 本塁打7)

 

がもっとも効率よく点をとれるということです!

 

このシミュレートでは走力が考えられていないので、完璧な打順という訳ではないです。

 

なので、2番に松中はちょっとどうなのかな?という感じもしますが・・・(笑)

 

本当にこれが良いの?

まあ、こんなことを言っていますが私はセイバーメトリクス信者ではないです。

なので、必ずしもこれが正しいとは思っていません。

 

しかもアマチュア野球においてセイバーメトリクスを用いるのには無理があります。

間違いなくそんなにおおくのデータは集められないでしょう・・・。

 

しかし、上記のイメージをもって打順を組むことは非常に有効であるということは確信しています!

 

このイメージにプラスして、走力や右打者と左打者の兼ね合いなど様々なことを考慮して打順を組むとよりよい打順になるのかなと思います。

 

打てる、打てないというだけではなく、パワーヒッターなのかアベレージヒッターなのか。狙い球を絞るタイプなのか来た球に反応して打つタイプなのかなど、それぞれに向いている打順とそうでない打順があります。

 

これら各打順については次回以降また詳しく書いていきたいと思っています。

 

次回は1番打者についてです!

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最後までお読みいただきありがとうございました!